[記事公開日]2018/01/27
[最終更新日]2024/02/29

僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話(2)

どうも、トロントで我慢の日々が続くぼくです。

今回は僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話 (1)の続きを書きたいと思います。

【前回のあらすじ】
ホームステイ先を10月末に出なければならなかったぼくは、

なんとかe-Mapleで探した日本人大家さんのシェアハウスに決めました。

そして契約書にサインをしてデポジットである$580を払いました。

今回は、その続きです。

引っ越し当日から家を出るまでの5日間

僕は結局、あのシェアハウスに11月1日~11月5日の計5日間しか住みませんでした。

引っ越し当日にある事実を知らされ、あることに気がついたからです。

 

引っ越し当日

いつものように語学学校が終わり、そこから1時間半かけて新しいシェアハウスへと向かい、

日本人女性の大家さんにぼくがこれから住む部屋へと案内されました。

 

そして契約通り、その場で11月分の家賃$580を現金で払いました。

その時、領収書はまた後日渡すからと言われました。

 

が、最終的に領収書はぼくの手元へ渡されることはありませんでした。

 

ここで改めて請求書を請求しなかったのが、ぼくの犯したミスのひとつです。

 

部屋へ案内され、大家さんが去った後に気づいたのですが

枕はボロボロで羽根が出てくるし、服を掛けるクローゼットは半壊しており

テープで貼って修繕しているようでした。

クローゼットの画像、斜めになってるのがお分かりでしょうか。

・・・そういうことです。

 

家賃に見合う立地でもなければ、家賃に見合う部屋でもない。

 

また家の中や水回りなども確認したかったので、部屋を出て廊下に出ると

なにやら3人ほど、他の住人(みんな日本人男性)が話しているようなので僕が挨拶すると、

そのうちの一人に開口一番

「新しい子?君も騙されたんだね。犠牲者だよ。」と。

 

どういうことか話を聞いてみると

・この家自体が違法(詳細は後ほど)
・大家にデポジットを返されてないまま引っ越しした人が過去にいる
・英語がままならない留学生の足元を見た契約の方法を取っている

みたいだったのです。

 

まぁ確かになんか契約するときから若干怪しい気配はしてたけど…。

 

その時から僕は、その家から一刻も早く引っ越したくなってきました。

部屋も汚いし、

実際に使えるキッチンは1つだし

8人でシェアって聞いてたけどよくよく聞いたら11人もいるし

11人で1つのキッチンをシェアする

ってありえんやろ!! などと思いながら…。

 

ただ、そんな中でぼくは

「この家自体が違法」

と言われたことがずっと気になっていました。

 

そう言った当の本人も、何がどう違法なのかは詳しく分からなかったそうなのですが、

後にぼくが調べてみると

実際に、そこが違法なシェアハウスだったということが発覚するのです。

 

Scarboroughのシェアハウスは法律で認められていない

ということで僕はその日から3日間くらいPCに張り付いて

このシェアハウスの違法性についてトロントの不動産関連のサイトを調べまくりました。

 

そしてついに暴いたのです。

(下図のサイトは現在ではリンク切れですが、当時の画面です。)

上の画像を見てもらいたいのですが

Rooming houses can include a house, apartment or building where you share a kitchen and/or washroom with four or more people that pay individual rent

― ルーミングハウス(シェアハウス)とは、4人またはそれ以上の、各々家賃を払っている人がキッチン・トイレを共有している家、アパートメント、ビルのことである―

とあります。

そしてこの表を見てもらうと分かるように、

Scarboroughをはじめ

East York, North Yorkではそもそもシェアハウスを建てること自体が許されていないのです。

 

これで確信を得た僕はこう思いました。

 

「いくら契約書にサインしたからと言って、違法な土地に関する契約書は無効なのではないか」と。

 

そしてこれを武器に大家と交渉すればデポジットが戻ってくるのではないかとも。

 

大家との交渉

そして入居から1週間と経たない11月5日。

中国人の旦那と英語では完全に押されてしまうと思い、日本人の大家をLINEで呼び出し、交渉に臨みます。

 

当時考えていた僕のシナリオはこうです。

しかし、お察しの通りそんなにうまくいく訳もなく…

 

僕がシェアハウスの違法性を指摘すると、その日本人大家は

これ以上ない逆ギレをかましてきたのです。

 

「なんなんですか!クレーマーですか!?」

 

その反応を見て、

この人、絶対違法だってこと認識してる。。。

と、思わざるを得ませんでした。

 

そして、ぼくが引き出したかったあの言葉が大家の口から飛び出したのです。

 

「デポジットと残りの家賃返すから今日出てってください!荷物まとめて部屋で待っといてください!!」

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

作戦成功やっ!!今日でこの家とはおさらばだし、お金も返ってくる!!!

 

僕は部屋へ戻り、スーツケースに荷物をまとめると

指示された部屋ではなくあえて玄関先で待っていました。

 

すると思いもよらない事態に・・・

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