僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話 (3)

どうも、いつも通りのぼくです。

 

トロントでの生活は5ヵ月目に突入しました。

さて、今回は
僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話(2)
の続きです。

部屋を追い出されてからその後(現在まで)の様子を記事にしたいと思います。

【前回までのあらすじ】
9月末にトロントにやってきた僕は、10月末までの契約でホームステイをしており
そこから先の家を自分で探さなければなりませんでした。

しかし、なかなか良い家は見つからず、ホームステイの契約終了を控えていたため
ダウンタウンから1時間半もかかるうえに$580するシェアハウスに決めました。

入居日に、内見の時と聞いてたことが違うしよく調べたら違法だし
なんやかんやで入居から5日目にして引っ越そうと決めたのです。

そして、大家と話し合うも大家が逆上し
デポジット含め日本円で約10万円を返してもらえないまま、家を追い出されました。

今回はその続き。

そしてこの話は最後にしようと思います。 書いてて虚しくなるので…(笑)

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部屋を追い出されてからの流れ

ざっくりとその後のことを書いてみると

部屋を追い出されて、ホームステイ先になんとか戻れて11月中はお世話になりました。

 

その間に、学校に通いながら次のシェアハウスを探したり

違法シェアハウスの契約について相談できる場所があったのでそこで相談したり

新しく会う人にトロントのシェアハウス事情を聞いてみたり。

 

と、そんな感じです。

 

以下に詳細をつらつらと書いていきます。

 

おそらく、このようなケースに遭遇した人はぼくだけじゃないはずなので

少しでも役に立つことができたら幸いです。

 

部屋が無くなり、ホームレス生活開始!?

 

入居から5日経った日に部屋を追い出されて,たちまち寝床がなくなり、ホームレス状態に・・・

 

まだトロントに来て1ヵ月ちょっとで友達も少なかったですが

なんとかその日は、たまたま先日会ってLINEを交換していた日本人の友達の家に雑魚寝という形で泊めてもらいました。

ありがたかった・・・。

 

ちなみに泊めてもらえる友達が見つからなかった場合は,24時間営業のマクドナルドにでも1泊して

そのあとはドミトリーかAir BnBなどに頼ろうと考えていました。

 

友達の家に一泊して、次の日に留学エージェントに事情を説明し

10月末までお世話になっていたホームステイ先にまたお世話になることになりました。

 

会う人ほぼ全員に事情を話して情報を得る

どうしても失った10万円を取り返したくて

会う人会う人に現状を話して、どうするのが得策なのかを必死に探りました。

 

あの頃は10万円が消えたショックがデカすぎて他のことが手につかなかったです。

 

そして、とあるカナダ人から有力な情報を得ることができました。

 

それがLandlord and Tenant Board という機関(事務所)。 

(画像をクリックするとLandlord and Tenant Boardのサイトが開きます)

 

どんな機関なのかを簡単に説明すると

大家さんと、部屋を借りている人の間でなにかトラブルがあった時に不動産関係のことに詳しいコンサルタントが相談に乗って、どうすれば良いのかをアドバイスしてくれるようなところです。

 

なんと、お金はかかりません。ありがたや。。。

 

直接何かしてくれるというわけではありませんが,もちろんぼくはカナダの法律関係に全く詳しくないので

とりあえず相談してみようと、行くことにしました。

 

Landlord and Tenant Boardへ!

家を追い出されて数日後、Landlord and Tenant Boardへ突撃しました。

 

一応、地図を載せておきます。(レビュー低いww)

St. Clair Sta.から歩いて2~3分でした。

 

ところで、相談するといっても、もちろん日本語で相談してくれるわけないので・・・。

 

英語できちんと現状を説明できるよう,ノートにこれまでのことを全部書き出して

それをコンサルタントに見せようと思いました。

 

2時間くらい待たされた後、ようやく名前を呼ばれて相談室へ。

コンサルタントの方は優しく、ぼくが分かるようにゆっくり話してくれました。

 

しかし、その方から伝えられたのは,ぼくが期待していることとは全く逆のことでした。

 

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僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話(2)

どうも、トロントで我慢の日々が続くぼくです。

今回は僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話 (1)の続きを書きたいと思います。

【前回のあらすじ】
ホームステイ先を10月末に出なければならなかったぼくは、

なんとかe-Mapleで探した日本人大家さんのシェアハウスに決めました。

そして契約書にサインをしてデポジットである$580を払いました。

今回は、その続きです。

引っ越し当日から家を出るまでの5日間

僕は結局、あのシェアハウスに11月1日~11月5日の計5日間しか住みませんでした。

引っ越し当日にある事実を知らされ、あることに気がついたからです。

 

引っ越し当日

いつものように語学学校が終わり、そこから1時間半かけて新しいシェアハウスへと向かい、

日本人女性の大家さんにぼくがこれから住む部屋へと案内されました。

 

そして契約通り、その場で11月分の家賃$580を現金で払いました。

その時、領収書はまた後日渡すからと言われました。

 

が、最終的に領収書はぼくの手元へ渡されることはありませんでした。

 

ここで改めて請求書を請求しなかったのが、ぼくの犯したミスのひとつです。

 

部屋へ案内され、大家さんが去った後に気づいたのですが

枕はボロボロで羽根が出てくるし、服を掛けるクローゼットは半壊しており

テープで貼って修繕しているようでした。

クローゼットの画像、斜めになってるのがお分かりでしょうか。

・・・そういうことです。

 

家賃に見合う立地でもなければ、家賃に見合う部屋でもない。

 

また家の中や水回りなども確認したかったので、部屋を出て廊下に出ると

なにやら3人ほど、他の住人(みんな日本人男性)が話しているようなので僕が挨拶すると、

そのうちの一人に開口一番

「新しい子?君も騙されたんだね。犠牲者だよ。」と。

 

どういうことか話を聞いてみると

・この家自体が違法(詳細は後ほど)
・大家にデポジットを返されてないまま引っ越しした人が過去にいる
・英語がままならない留学生の足元を見た契約の方法を取っている

みたいだったのです。

 

まぁ確かになんか契約するときから若干怪しい気配はしてたけど…。

 

その時から僕は、その家から一刻も早く引っ越したくなってきました。

部屋も汚いし、

実際に使えるキッチンは1つだし

8人でシェアって聞いてたけどよくよく聞いたら11人もいるし

11人で1つのキッチンをシェアする

ってありえんやろ!! などと思いながら…。

 

ただ、そんな中でぼくは

「この家自体が違法」

と言われたことがずっと気になっていました。

 

そう言った当の本人も、何がどう違法なのかは詳しく分からなかったそうなのですが、

後にぼくが調べてみると

実際に、そこが違法なシェアハウスだったということが発覚するのです。

 

Scarboroughのシェアハウスは法律で認められていない

ということで僕はその日から3日間くらいPCに張り付いて

このシェアハウスの違法性についてトロントの不動産関連のサイトを調べまくりました。

 

そしてついに暴いたのです。

(下図のサイトは現在ではリンク切れですが、当時の画面です。)

上の画像を見てもらいたいのですが

Rooming houses can include a house, apartment or building where you share a kitchen and/or washroom with four or more people that pay individual rent

― ルーミングハウス(シェアハウス)とは、4人またはそれ以上の、各々家賃を払っている人がキッチン・トイレを共有している家、アパートメント、ビルのことである―

とあります。

そしてこの表を見てもらうと分かるように、

Scarboroughをはじめ

East York, North Yorkではそもそもシェアハウスを建てること自体が許されていないのです。

 

これで確信を得た僕はこう思いました。

 

「いくら契約書にサインしたからと言って、違法な土地に関する契約書は無効なのではないか」と。

 

そしてこれを武器に大家と交渉すればデポジットが戻ってくるのではないかとも。

 

大家との交渉

そして入居から1週間と経たない11月5日。

中国人の旦那と英語では完全に押されてしまうと思い、日本人の大家をLINEで呼び出し、交渉に臨みます。

 

当時考えていた僕のシナリオはこうです。

しかし、お察しの通りそんなにうまくいく訳もなく…

 

僕がシェアハウスの違法性を指摘すると、その日本人大家は

これ以上ない逆ギレをかましてきたのです。

 

「なんなんですか!クレーマーですか!?」

 

その反応を見て、

この人、絶対違法だってこと認識してる。。。

と、思わざるを得ませんでした。

 

そして、ぼくが引き出したかったあの言葉が大家の口から飛び出したのです。

 

「デポジットと残りの家賃返すから今日出てってください!荷物まとめて部屋で待っといてください!!」

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

作戦成功やっ!!今日でこの家とはおさらばだし、お金も返ってくる!!!

 

僕は部屋へ戻り、スーツケースに荷物をまとめると

指示された部屋ではなくあえて玄関先で待っていました。

 

すると思いもよらない事態に・・・

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僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話(1)

どうも、ぼくです。

今回は、タイトルに書いてある通り
ぼくがトロントで10万円失った話を時系列に沿って3回に分けてお送りしたいと思います。

 

書き出すとかなり長くなってしまったのですが、個人的には有益だと思っておりますので頑張って最後まで読んでみてください。

 

 

簡単に言うと、シェアハウスのトラブルです。

トロントに住んでいる日本人おなじみの カナダ情報なら! e-Mapleカナダ で探した物件で起きました。

 

 

被害者をこれ以上出したくないので

時系列に沿って全3回に分けて、共有します。

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シェアハウスに引っ越す前の話

まずは第1弾。

悪夢の序章です。

10月末までの契約でホームステイ

ぼくは、2017年9月下旬にトロントに来ました。

そして10月末までは、ホームステイの契約をしていました。

契約は10月末まででしたが、もし滞在期間を延ばすのであれば契約満了日の2週間前までに

エージェントに報告しなければなりませんでした。

 

ということは、1か月足らずの期間で

11月から住む部屋を決めておかなければならないということです。

 

見ず知らずの土地、英語もロクに話せないぼくにとってはこれがなかなかの鬼門でした。

 

e-Maplekijijiといったウェブサイトで、頑張って部屋を探して

大家さんに直接メールを送ったりお部屋の内見に行かせてもらったりしました。

 

しかしなかなか自分の求めている条件に合う部屋もそう簡単には見つからず、ホームステイの契約満了日も近づきつつあり、、、

契約満了日の直前にe-Mapleで見つけた、日本人の大家さんが所有しているシェアハウスに

内見に行くことにしました。

ダウンタウンから1時間半くらいかかる、Scarb0roughというところにあったのですが、

ホームステイの契約が切れたら出ていかなきゃいけないし、仕方なくです。

 

 

まだトロントに来て1か月経ってなくて、生活にも英語にも慣れていなかったということで

日本人の大家さんならまぁ安心できるかなということで、距離は妥協して

内見に行く前から、ほぼそこに決めていました。

 

お部屋の内見へ

そして10月の半ば頃、語学学校の授業が終わった後に1時間半ほどかけて

Scarboroughにあるお家まで行きました。

 

大家さんは50歳くらいの日本人女性で、中国人の旦那さんがいるらしく

最近お子さんが生まれたとのこと。

 

今はその大家さん家族と、旦那さんのお母さんの4人で

僕がこれから入居する予定のシェアハウスの隣の家に住んでいるそうでした。

 

そして内見の日に、シェアハウスについて彼女が僕に教えてくれたことは以下の通り。

・8人住んでいて、日本人とカナダ人が4人ずつ入居中。
・キッチンは2つ使える
・最低契約期間は3ヵ月でOK(11月~1月)

 

で、気になる家賃は$580

 

クソ立地の割には別にそこまで安くない・・・。

 

入居予定の部屋は一応見せてくれましたが、10月末まではまだ他の人が住んでいるため

チラッと見るくらいで終了。

 

その場で契約しようと思えばできたのですが、

値段の割に合ってなかったのでその日は一旦保留という形でLINEアカウントだけ交換してホームステイ先に帰りました。

 

その日から何日かかけてほかの部屋を探しましたがどうしても

見つけられず、結局その日本人大家さんの部屋に決めました。

 

内見した日に大家さんが

「クレジットカードでも払えるよ」

と言っていたのでクレジットで払います。とLINEを送ると

「わかりました。ではカード番号教えてください。それかカードの裏表の写メを送ってください。

と来たので、なんか怪しいなと思い

「やっぱり、現金で払います・・・!」

と切り返してカード番号やセキュリティ番号は教えずに済みました。

 

さすがにクレカ番号とセキュリティ番号(裏面にある3桁のコード)を教えるのはなんとなく

ダメな予感がしたので。

 

契約日

そして契約日。

事前に日にちと時間は大家さんと決めて家に行きました。

 

でも実際、家に着いたらその日本人の大家さんは居ませんでした。

代わりに出てきたのは日本語がしゃべれない中国人の旦那!!

 

大家さんとはついさっきまでLINEでやり取りしてたし、17時頃ならいるって言ってたのに…!!

 

まだ英語がサッパリだった僕は、彼と契約を交わさなければならなかったのです。

 

すべて英語で書かれた2ページから成る契約書について中国人旦那の

英語による説明が始まりました。

 

初めて対峙する旦那、聞き取れない英語の契約文章、

なぜかものすごく圧倒されてしまいました。

 

 

 

大家「いつまでトロントにいるの?」

僕 「来年の7月くらいまでかな」

大家「じゃあ最低契約期間は来年の7月までだね」

 

いやいやいやいやあなたの奥さん内見の時に最低契約期間は3ヵ月って言ってたよ???と思い、

マシンガンで話す彼の話を遮り

僕 「え、7月までに引っ越す可能性も全然あるんだけど…」

 

大家「じゃあ、最低契約期間は来年の3月までね。」

 

そこで僕は4ヵ月縮まった安心感からか「ah… Okay.」と言ってしまいました。

 

 

そして、最低契約期間を待たずにに引っ越す場合のことについての説明ですが

契約書に書かれていたのは

2ヵ月分($580×2ヵ月=$1,160)の家賃を払えばOKということだったのですが

僕は2ヵ月前までに言えばOKというとんでもない誤解をして

契約書にサインし、デポジットである$580を払ってしまいました。

 

そして入居日である11月1日、さらなる悪夢が僕を襲います…

 

僕がトロントの違法シェアハウスで10万円失った話(2

へと続きます…

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